1.世界16カ国57件の特許を取得した「無結節網」は、網の常識に革命的変化をもたらし、高品質・高強力の網として世界に普及している。
2.無結節網の技術的優秀性は、漁業用はもとよりスポーツ用、産業資材用および農業用にと多方面に用いられている。
3.漁網の製造と各種省力化機械の開発・販売を通じて得た知恵と経験を基に、漁業関連機械・水産加工機・環境関連機材を研究開発し、多方面にわたり社会に貢献している。
製品・部品名 | 無結節網 |
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分 類 | 繊維製品 |
技術分野 | 繊維 |
説明 | 無結節網は糸を撚り合わせながら網脚を作り、その糸の反発力を利用して網脚の交差部を固定し網目を作る。全ての糸が結ばれずに真っ直ぐ走っているため、網にかかる力が1点に集中されず分散され縦横方向の強さが等しい。 欧米ではラッセル網と区別するために、貫通型無結節網、日本式無結節網とも呼ばれる。 無結節網は用途に応じて多様な糸を使って網を作ることができ、結節がないので目方が軽く、網を山に積んだときの高さが低くなる。結節がないので流体がよりスムーズに網目を通り抜け、流体による網の変形・吹き上がり現象を減殺出来るとともに、無結節網では揚網中に結節部に擦られて魚が傷つけることがなくなり、漁獲物の品質向上に寄与する。 |
製品・部品名 | 綟網(もじあみ) |
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分 類 | 繊維製品 |
技術分野 | 繊維 |
説明 | 綟網は、縦糸の撚り山の隙間を横糸が一定の間隔で直角に貫通することで構成される一辺が2~10mmの正方形の網目を有する網であり、網糸は強度に縦横方向性がなく抜群の力を発揮する。 原糸はナイロン・クレモナ(ビニロン)・スーパー繊維・綿糸が使われる。 用途として 1:イワシやチリメンジャコを獲るパッチ網、 2:稚魚や幼魚の生簀網 3:遮光ネット、ペンキ・チップ等飛散防止網 4:工具落下防止網、防風・防砂・防塵・防雪ネット 5:蒸し布 6:工業製品の強化材 等幅広い分野で使用されている。 |
製品・部品名 | 水産加工機械 |
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分 類 | 生産用機械器具 |
技術分野 | 設計 |
説明 | 煮干し加工機は、OSEラインともいわれる。自動ボイル装置、自動セイロ挿入装置、温風乾燥機、空セイロ供給機、自動煮干整理機の5つのユニットからなる煮干し加工のオートメーションシステムである。 全ラインが自動制御・自動運転で操業できる。単独装置運転も可能。 材質については食品衛生上、耐海水性・耐熱性に留意しステンレススチール・シリコンゴム・特殊ベアリングを使用。機械は据付型で特別な基礎工事不要で、工場レイアウトの変更が簡単。 |
企業名 | 日東製網株式会社福山工場 |
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企業ナンバー | 69 |
代表者名 | 小林宏明(こばやしひろあき) |
所在地 | 〒721-0953 広島県福山市一文字町14番14号 |
TEL | 084-953-1234 |
FAX | 084-953-1240 |
メールアドレス | info@nittoseimo.co.jp |
ホームページ | http://www.nittoseimo.co.jp/ |
創業 | 1910年 | ||||||||||||
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資本金 | 137,882 万円 | ||||||||||||
従業員 | 108人 | ||||||||||||
業種 | 繊維工業 | ||||||||||||
加工分野 | 繊維 | ||||||||||||
特異技術 | 無結節網の製造 | ||||||||||||
製品・部品 |
1 無結節網 2 綟網(もじあみ) 3 水産加工機械 |
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会社動向 | 1.2005年4月、マルハグループの泰東製綱株式会社より底曳・トロール部門、水産物部門の営業譲渡を受け、これまでの定置網部門・まき網部門・養殖網部門および海外事業部部門と陸上部門を加えた7部門の新体制で事業を開始した。 2.新分野として宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同でスペースデブリ(宇宙ゴミ)除去装置の開発を、2013年完成を目指し進めている。 また2003年より推進する『環境負荷物質低減活動』の一環として天然素材を原料とした製品の開発を進めており、農業分野やスポーツ分野で採用されている。 |
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主要取引先 | 東レ(株)、東洋紡績(株)、伊藤忠商事(株)、三井物産(株)、各漁業会社、 各県漁連、各漁業組合 | ||||||||||||
主要機械設備 |
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